伊賀牛は、肉になってからの等級では選ばれません。目利きが農家を訪ね、生きた牛の健やかさ——体の張り、毛づや、静かな佇まい——を確かめて選び抜く。七十年、変わらない選びの流儀です。
和牛のごちそう感は、すべてあります。そのうえで伊賀牛の脂は驕らず、深い赤身の味わいと互いを引き立て合う。[健]やかに育ち、[目]利きに選ばれ、[均]衡を宿す——そんな牛です。
出し惜しみをしているのではありません。一頭一頭に手間をかけるから、数は増やせない。だから伊賀牛は、これまでほとんど世に出ませんでした。これから、その扉が開きます。
More ➤